投資や「Buy+」を通じて、アリババのVR/AR市場戦略を分析!


それぞれの頭文字を介して「BAT」と呼ばれている中国の大手インターネット企業のBaidu、アリババ(Alibaba)、テンセント(Tencent)の内、アリババはすでにVR/AR業界において最も活躍している企業となっています。

2016年に、アリババは、ARプロジェクトの一連の投資だけではなく、VRショッピング「Buy+」のリリースも実現しました。以下では、アリババが行ったVR/AR業界における投資や新製品のリリース、同社のVR/AR市場戦略のレイアウトをご紹介します。

2016年2月、HMD方式の複合現実ウェアラブルコンピュータを開発するアメリカ企業であるMagic Leapに投資しました。
2016年3月、「Buy+」プロジェクトを発足させ、世界最大の3D商品のギャラリーの作成を目指しています。
2016年7月、HTC Viveがサポート下の「Buy+」のデモを展示しました。
2016年11月、イスラエルのAR会社Infinityに1500万米ドルを投資しました。
「Buy+」機能を淘宝網のアプリに正式にリリースしました。
2017年1月、イスラエルのARメガネレンズメーカーであるLumusに600万米ドルを投資しました。
2017年1月、スイスのARカー・ナビゲーション技術企業WayRayに1,000万米ドル以上を投資しました。

アリババのVR/ARフィールドで最初の資金調達へ参入はMagic Leap社への投資ですが、1年経った現在のMagic Leap社は、まだ製品の大量生産を達成していません。一方、Lumus、InfinityAR及びWayRayといった三社は、技術やビジネスなどの面から見込みある企業だと考えられています。

全体的に、アリババのARプロジェクトへの投資は、プラットフォームレベルの技術に焦点を当てていることが見られます。また、Magic Leapに投資した後は、アリババのAR投資の方向性は、完成度が高く、すぐリリースされる製品や企業へ変更するようです。投資額も大きくはありません。

「Buy+」の発展の方向性も1度変更されました。2016年7月に初めてリリースされたデモは、PC用のVRヘッドセットや3Dモデルを使用した為、利用できる消費者が非常に少なかったですが、11月に登場した「Buy+」には、Cardboardと360度パノラマビデオを統合したモデルが採用されました。VRヘッドセットを購入する必要がなくなった為、より広く普及させることが期待されます。

アリババの「Buy+」や投資から統合的に分析すれば、同社がVR/ARをニッチ市場としてではなく、多くの消費者に納得される市場として戦略を策定していることが分かりました。Googleと同じような低コスト戦略を採用したアリババは、市場の本当の繁栄を待っていると考えられます。

原文:GeekPark http://www.geekpark.net/topics/217834
透过投资和 Buy+ 看阿里的 VR/AR 布局:低使用门槛+平台级技术积累

 

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